睡蓮

おまけの時間のつぶやき

心静かに

おみくじ

其の二

『雪にたえ 風をしのぎて
うめの花
世にめでらるゝその香りかな』

はじめは憂き事あれど後 吉
深くなげき悲しまず
身を慎んでおれば
後は万事
思いのままになります。
あわてさわぎ心乱れると
災いこれより起こる事あり
心静かにしなさい

『吹きあれし あらしもいつか
おさまりて 軒端(のきば)に
きなく うぐいすの こえ』

身の煩いも散り失せ
禍い事もなくなり
旧(もと)の道を守って
辛抱おこたらなければ
幸福 身にあまって家の内も
明るく楽しく暮らされます
信心なさい

『谷風に
とくる氷のひまごとに
うちいづる浪や春のはつ花』

荒々しい冬の波も
いつしか花の影を映す
静かな季節がやってくる。
きびしさに耐えた
行路であったが
それだけの事はあった。
生きていることが
楽しいと思える
幸福をつかむことが出来たのだ。
前途洋々。